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東北3県を訪問して(平成23年6月6日)

2011年06月06日 更新

兵庫県司法書士会  阿部 祐介

 

東北3県を訪問して

 

平成23年5月19日から6日間、福島、宮城、岩手を訪問した感想を報告致します。

 

私が東北3県を訪問したのは、震災発生から、既に2ヶ月が経過しており、被災各地の司法書士は、一般の被災者の方のために各地で臨時相談会を開催し、特に福島県相馬市においては常設で相談会が開催されていました。相談をうける現地の司法書士自身も被災者であり、精神的にも肉体的にも厳しい状況のなか、私は、ただただ頭が下がりました。

岩手、宮城、福島の海岸線を車で走りましたが、テレビの映像で見て自分の中で理解していたものとは、想像を絶するほど違っており、震災後2ヶ月が経過しているにも拘らず、土は湿り、船が陸に、自動車が海にあり、大量の蝿が飛び回り、何とも言葉では言い表せない様な悪臭が漂う状況でした。

特に4日間を過ごした福島県では、当時より原発の問題が大きく、他の被災各県との違いを感じました。

福島県で行なわれていた相談会では、警戒区域や緊急時避難準備区域、計画的避難区域などに住まいをもたれる方が日本海側へ疎開したり、津波から助かったにも拘らず、家族が離れ離れにならざるを得なかったり、住めるはずの家に住めなかったりなど、他の県の被災者の方々とは異なった特殊な事情が散見されました。

相談会で受けた相談のなかには、相談日現在では、我々には何とも返答が出来かねる内容のものも多数ありましたが、被災者の方のなかには司法書士に相談をしたことによって、肩の荷を少し下ろすことができたと仰って下さる方も居り、我々が行動を起こし、被災者の方にお話しを伺うこと自体が大切なのだと感じました。

私自身は、阪神大震災の当時、両隣の家が全壊、自宅は半壊で被災し、水にも困った経験をしましたが、そんな阪神大震災の経験があるからこそ、被災されている方に対し「分かっている」や「共感できる」等と思いこまない必要があると感じました。確かに自然災害が発端という点においては、今回の東日本大震災も、阪神大震災も同じといえば同じではありますが、全く違った別の災害であり、同じ「経験をした」等とは決して考えてはいけないと思いました。

最後に、いま現在も、岩手、宮城、おそらく青森やその他の被災地においても様々な問題が生じているのであろうと考えますが、大切なのは、これからをどうするか。司法書士だから、○○だから、ではなく、今もなお苦しんでいる人が日本にいることを忘れずに今後も行動していくことが大切であると思います。

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